シネマ歌舞伎「京鹿子娘二人道成寺」

Mar. 24, 2010 - 7PM
ninindojoji.jpg土曜日。歌舞伎バカ(敬意を込めて)な母に誘われて地元の文化会館で上映されたシネマ歌舞伎「京鹿子娘二人道成寺」を観てきた。なかなかの混み具合。で内容はこんな感じ。
紀伊国の道成寺では、新しい釣鐘の供養が行われていました。道成寺の釣鐘は、恋人安珍を追いかけ、恋しさのあまり大蛇と化した清姫によって焼き滅ばされていたのでした。そこへ白拍子花子(玉三郎・菊之助)が現れ、鐘の供養を拝みたいと頼みます。舞を舞うことを条件に参列が許された花子は、さまざまに舞い、踊ります。
しかし花子は実は清姫の怨霊で、その昔安珍を匿い、自分との仲を隔てた釣鐘に恨みを残しているのでした。僧たちの油断を見澄ました花子は、やがて大蛇の正体を現すと、釣鐘もろともいずこともなく去ってゆくのでした。(松竹
んんー。歌舞伎難しい。この二人道成寺の舞台で描かれるのは「釣鐘の供養が始まる→坊主集まる→坊主騒ぐ→花子出てくる→坊主騒ぐ→踊る→ひたすら踊る→鐘乗っとる」でおしまい。この部分だけ。自分が無知すぎるだけなのだけど「道成寺」のお話(安珍・清姫伝説)はみんな知っていることが前提みたいで、そのあたりを予め知らないとワケ分からないまま終わるところでした。

不思議なことになぜかこのシネマ歌舞伎のフイルム、英語字幕と解説が入っていて、そのおかげでヒアリングの難しい歌舞伎独特のセリフ回しを理解して乗り切った。坊主の喋りは理解できるのだけどお囃子?の独特の発音は聞き取りも難しい。しかしながらどうやら母親には歌舞伎の独特の発音も日常会話のように聴こえるみたいだ。おそろしや。

事前に読んだ安珍黒こげ伝説から勝手にホラーな歌舞伎だと思っていたのだけど、このシネマ歌舞伎で描かれる道成寺の坊主たちはちょっとコメディ。最初の登場が 「聞いたか聞いたか?」「聞いたぞ聞いたぞ」の繰り返しで20人くらいの坊主登場。ビシッと整列したかと思ったら、「で、何の話?」「あれ?聞いたんじゃないの?」みたいなやり取り。ついには「鐘のお祝いとかダルイよねー」なんて愚痴りながら酒だタコだを持ち出す坊主(YouTubeに「二人」じゃない道 成寺がアップされてた→ 坊主登場のシーン)。

白拍子花子が登場するやヒソヒソ妄想憶測トークするし。「舞」を解説するちょっと小太りの坊主(猿弥?)は「まい」の音で韻踏んでノリノリだし。このときの言い回しがすこぶる気持ちよくてテキスト探しているのだけど出てこない。残念。最後は「〜たたずまい!」で締めてた。

まぁそのあとは白拍子が踊る。ひたすら踊る。なぜか分身してしゃがんだりして踊る(たぶんここがいちばんの見せ場)。もちろん踊りも良いのだけど、なぜか坊主に食いつきまくりなシネマ歌舞伎初鑑賞でした。こんな感想ですいません...。

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